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2015年02月08日 10:29

ぼくたちには優しいのに、どうして小さい子にやさしくできないの?

カテゴリ:活動日記



森のようちえん『てんとうむし』は、毎回、活動を振り返る当番ノートをつけています。
全員の動きを思い出して書くのは、大変だけど、書くことで、子供たちの心の動きを振り返ることができる。
悩みや、葛藤も見えてくる。
 
子供だけの時間に、どんなことが起きたのか、どんな風に解決したのか、
『現場』を、見ることができるのは当番さんの特権。

丁寧に書いてくれてたノートは、貴重な貴重な宝の山です。
子供が大きくなった時に、プレゼントしたいね!


2月※日 
当番ノート 記載KU
。。。。。。。。。。。。
FがMに押されて尻餅をつく。
わあーーっと泣く。
  見ていた oがやってきて..
「mちゃんは僕たちには優しいのにどうして小さい子に優しくできないの!」

mは言い返せなくて考えていた。
nが「そうだよそうだよ!」といいにくると
m「nくんだって噛むくせに!」と言い返す。
n「nくん もう噛まないよ!だって ママが4才になるよっていったもん!!」。
この言葉はnにとって、大事な言葉のようでとても自信ありげに答えていた。

言い合いになってくると ka がススっといずみんの後ろに隠れた。
  どうするのかな~?と思っていたら
フッと、力を抜いたoが、おちゃらけて「ぷぷっ」と笑いを誘う。
nもおちゃらける。

男二人のおちゃらけに、m,k,fが笑 い出して終わった。
笑いで大抵のことは解決できる。

おみごと。

nー山で通せんぼするときに壁を作った。一番固いもの・・・・「レンガだ!」「レンガだからね!通れないよ!!」という。3びきのこぶた読んだんだろうなぁ。「そうだよね、レンガ固いもんね」というと「ふう、ふう、ふぅーーーーっ」という。

nのなかでおはなしが生きてるなあと感じた。
人形劇団の永野むつみさんの講演を聴いた時、「おはなしの中身以上のつながり」について話していた。
おはなしを聴いた時の状況、気持ち、相手・・・いろんなもの込みでつながりになっている。

nと3びきのこぶたを読んだ人はどんどんオオカミに食われていくこぶたにドキドキしている姿やレンガの家に入れないオオカミにホッとする顔 など思い出せるのかもと思いながらあそんだ。

aー今回も最後尾をfと歩く。ピンクのバックを持ちたがるfと絶対持たせたくないaで,もめにもめながら進む。
ぐずるfをおいていくかと思いきや「はあ~ちょっと寝よう」といって縁石に座り込む。
しばらくすると「まっきずし まっきずし♪」と口ずさみだした。楽しい歌にFの目がキラッとなり、二人巻き寿司の歌を歌いながら縁石の上を歩いて帰った。
車が通ると危ないと縁石から降りるa。fは降りるのが間に合わなかったが,aが腕を伸ばして車からかばっていた。 

oー「巻き寿司つくったことある!」とじまんげなo。ごはんに具をのせて「かお!!」と楽しみながら作った。巻き終わった巻き寿司を筒のままぽんぽんっと叩いて「こうするんでしょ!」と教えてくれた。(そうなの?)

kー最後にままごとのあたりを片付けをしているとき、となりでぼそっと「ここで遊んでないもん。来ちゃダメって言われたから」とつまらなさそうに言っていた。かなやんにずっとバムとケロの本を読んでもらっていたな。この前も遊び部屋の方に入れてなかったなあと少し気になった。

jーご飯が真ん中にちょびっとの、海苔ほとんど巻き寿司を作った。

hー山ではかなやんの手を引っ張り丸太ジャンプや一本橋をしていた。巻き寿司はかなやんの横で黙々と正座して食べる。2本まるっと食べた。一番食べていたと思う。食べ終わるとどうして良いかわからないようで棒立ちになっていた。声をかけてくるまで待とうかなと思っていたが「巻きすかたづける?」と声をかけてしまった。このあとまたウロウロしているのを見かけて「何がしたいの?」と聞いたら「おしっこしたい」と言ってくれた。山では「あっちへ行きたい」とぐいぐいかなやんの手を引っ張っていったのに、部屋の中では随分周りの様子を伺っている。なにかやらなければいけないことがあると思っているのかな?

mー行きの 道でnがfを押して通せんぼをしたりする。mが「そんなことしちゃダメよ。今日はこの人(私のこと)にみてもらうんだから」といってnをたしなめる。ギクッとする言い回しだ。fを押して泣かせた時も「お母さんは来ないで!」といった。そうだよね「おかあさん」が味方につくのはずるいもんね、とまた気の回るmに感心した。巻き寿司は、もってきた具を全部自分の前に並べて巨大な巻き寿司をつくる。うまく巻けなくて「だってしょうがないじゃない。やったことないんだから。」と小さい声で言っていた。崩れてきたので皿にのせ、まさにかぶりつき。

   
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2015年02月04日 00:41

こどもの世界

カテゴリ:活動日記

午後のお店やさんごっこ。

隣にいたNくんに、自分の牛乳パックの上に広げた砂をとられたJくん。



Jくん 「Nくん、Jくんのかえしてよ!」

Nくん 「やだ!Nくんの!」 


Nくんと一緒におにぎり屋をしていたMちゃん 「Nくんのだよねー」



しばらくいざこざが続いたのち、さらに砂をとるNくんに、 「もう、Jくん、つくれないじゃん!!!」

とJくんは大泣きして、自分の牛乳パックを放り投げて怒り、一人みんなのいない方へずんずん行ってしまう。



あまりのJくんの泣き声と怒った声に、離れたところにいたOくんがやってきて 「どうしたの?」


みんなは次々に 「わかんなーい」  「わかんなーい」。



Jくんがもどってきて 「もうつくれないの・・・」

Oくん 「Nくんが砂とったの?」



こくりとうなずくJくん。


考えていたOくんは 「じゃあ、Nくんのをちょっともらって」


とNくんの所の砂をひとつまみ、Jくんの牛乳パックにのせる。



Nくん 「だめ!Nくんの!」



またいざこざかなあ、と思った空気の中

Jくん 「Nくん、Jくんにもちょっとちょうだい」 と悲しみの声。



その悲しみの顔と声に、すかさずNくんは 「いいよ〜」

Aちゃん 「Jくん、あたしのもあげる〜」

Kちゃん 「Kちゃんのもあげる〜」

Mちゃん 「わたしもあげる〜」



Jくんの牛乳パックの上にはみんなからの砂がいっぱい!

そして、誰からともなく「みんなであそぼーねー」


このやりとり、Jの親である私は、本当にすぐ間近で見ていましたが、子供たちは誰一人として
こちらに声かけすることも、「どうするの?」という目線を投げかけることもありませんでした。

大人の入り込めない子供だけの世界でした。


泣いているJを見つめるNくんの真剣な表情。それが砂をJにあげる時に、本当に満たされた笑顔になって。

子供たちみんな、真剣でそして、最後は笑顔いっぱいになりました。



大人が用意したのではない、そして、ぶつからなければうまれることのできない子どもの世界に、本当に胸がいっぱいになりました。  
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