「ちゃんと」　「きちんと」　「しっかり」　

何事においても

「しっかり」したい。

「きちんと」したい。

と思っていた時期があった。


しっかりする。

きちんとする。


どちらも抽象的な言葉で、具体的にどんな意味なのか「ちゃんと」説明することもできないのに、


その言葉を発する人の理想通りにしようと、

全力で応えようと思っていた時期があった。



人からどう見られているのか

常に気になっていた。


そんなある日、

それを息苦しく感じている自分に気が付いて、

みんなはどうしているのか周囲の人の行動を観察してみた。




すると仕事仲間が、一足先に「きちんと」をやめていた。

予想通り、周囲の人たちから手厳しく忠告されている。


「何なの？それ。きちんとしたら？」

「ちゃんとしないと、みんなが離れていくよ」


急に「きちんと」をやめたことに驚いた人たちが

良かれと思って声をかけている。



そこで、本人に聞いてみた。

「ひどい言われようだけれど、いいの?」


すると、

「きちんとしてないと思われてるほうがラクだってことに

気が付いたんだ。人は言いたいことを言えばいいさ」


、、、完璧に演じている！！


そこで私もマネて、ちゃんとしていない　ように　

演じてみた。

完璧度0パーセント。



すると、本当にいろんなことが

ラクになっていった！



今でも、「ちゃんと」　「きちんと」　という言葉が聞こえる度に

ドキッとする。


この言葉は私にとってある意味　【印籠】　だったことに気がついた。



つづく、、、、 かもしれない。