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2019年06月13日 18:54

2019年6月1日土曜日 内田幸一さん(うっちゃん) 浅井智子さん(ともちゃん)対談 報告レポ

2019年6月1日土曜日 内田幸一さん(うっちゃん) 浅井智子さん(ともちゃん)対談 報告レポ
6月1日土曜日 

もりわら開園10周年!記念講演として
内田幸一氏講演会・内田幸一氏×浅井智子氏対談が行われました。

てんとうむし立ち上げ当初から
とってもお世話になっているお2人

NPO法人 森のようちえん全国ネットワーク連盟 運営委員長 内田幸一さんと、
森のわらべ 園長 浅井智子さんの 対談 

となれば、なにを差し置いても駆けつけたかったけれど、学校行事と重なり無念。

参加してくれた てんとうむしチームが、シェアしてくれてとても嬉しいー!


。。。。
以下 報告レポ 転載

2019年6月1日土曜日 内田幸一さん(うっちゃん) 浅井智子さん(ともちゃん)対談 報告レポ

「主体性」とは、自分から発信すること。
自然は見ようとしないと、見えない。
おもちゃなどの人工物は刺激的で、物のほうから発信してくる。
馴染みがない子どもは自然の中に行くと「なにもない」と言う。
森で育っている子は「なんでもある」と言う。

NHKの「4歳児の世界」って番組で、テレビ局が用意した空間に人工物がたくさんあってショックを受けたと。
わたしは以前勤めていた こども園でこれに近いことを感じました。
3歳児がブロックか何かを手にして楽しそうに歌っていたことを、20代前半の担任保育士(3年目位)に伝えると「じゃあ、マイクのおもちゃ買ってこよう(^-^)」って。見立てて遊ぶ機会が奪われていくなぁってショックでした。

海外の保育をいろいろ見てきたうっちゃん、日本で森のようちえんをやるなら、海外で見てきたものを全部捨てると決めた。
日本人として大切にするもの、宝物は、足元にある。
「子どものるつぼ」の中で育つのがよい。正しく育てられた子どもになる。

自己認識を高めるには、良い自分も悪い自分も認める。認めた上で、どうするか?自分で決める。

ともちゃんが「森のようちえんを立ち上げたい。でも、人が集まるお散歩組から始めたほうがいいかな」と悩んでいる時、
うっちゃんの言葉が背中を押してくれた。

「一番やりたいことを最初からやりなさい」

今回、わたしはうっちゃんが講演会の最後にした話が一番心に響きました。

子どもとずっと関わっていけるのは親だけ。
この話に、我が子がいないわたしは淋しさを感じたけれど、だからこそ、てんとうむしの子どもたちと過ごす時間があることをものすごくありがたいなと思います。

交流会での話。
Q.ゲームとか、良くない?
ツールや道具を恐れない、批判しない。自分で考えて行動できることが重要。
自分のアンテナで物事を見る、考える。推測、予測をして、経験値をアップさせる。

家庭の中で生活の最低限を教えられることが理想。小6で食事の用意ができることを目標に。
「世の中、楽しいこと たくさんあるよ」と大人が見せる。
大人がやっていることを「手伝って」と言う。子ども「いいよ」or「やだよ」子どもの中に何が巻き起こったか?

「できるか、できないか」は、わからない。「やりたいか、やりたくないか」が大事。

Q.森のようちえん、いいなぁ。うちの子、もう小学生になっちゃった。今からできることは?
いろんな環境へ行く。いろんな大人に会わせる。
(「ひきこもり協同実践交流会」でも、「変な大人に出会うといい」って言ってました)

Q,自分を認められない大人(仲間)がいる。どう育ち直せばいい?
智ちゃん「本人はすぐには自分を受け入れられない。周りの大人が受け入れる、認める、愛する。信じて待つ。」
自分の見たくないところは、宝!

(以上 スタッフNちゃん)


。。。。。
『主体性』、『人とのすりあわせ』、『巻き起こる』の三つのワードが印象に残った講演会でした!

森のようちえんは自然の中で子ども自身が自ら学ぶ幼児教育と言える。

自然の中の幼児教育は何を目指しているのか?
子ども一人ひとりが自分らしさを発揮でき、認め合う人と人の繋がり、そして仲間やコミュニティに貢献すること!

保育活動は何を行うかではなく、子ども達に何を巻き起こしたいかを考えることが大切とうっちゃんに言われ
活動中に何か作ったり行ったりするとき提供するものや、結果にばかり目がいってなかったか改めて反省した。
目の前の子どもたちの中で「何」が巻き起こっているのかよく見ようと思った。

今回のテーマ『自分を生きる〜主体性を大切にされた子ども達〜』のキーポイントの言葉になる「主体性」について。

自然の中にいても、こどもが興味・関心をもたなければ自然の中もただの何もない場所。

こどもが自ら興味をもつと何もない場所が面白いものがいっぱいの場所になる → 主体的に生きる

今の現代は情報が向こうからこどもに向かってくる。
テレビやおもちゃなどなど向こうから語りかけてきて、知らぬ間にこどもらが受け身になっている。
人工的に作られた物の中にいたら自分から働きかけることをやめてしまわないのか。。。

幼いときから彼らなりに考えて彼らなりに求めて、人とのすりあわせをしてる。
それが一番やりやすいのが自然の中だよ!

今は情報社会。
情報の波にのまれないように幼児期に自分の感覚で選んだり推測できるよう経験値をあげておく(=主体性を培う)
そしたら情報を自分でチョイスしたり判断する力がつくと希望をもらいました。

園の無償化の話
智ちゃんがお母さんから子育てをとりあげないで欲しいと叫んでいたよ。

無償化になることで、今までなら家でみてたのに早く保育園にいれようとするケースもでてきてる
今のお母さん達は子育てを手放したいと思ってるお母さんが多くなってしまったと改めてショック。

1〜2歳になると自我がでてきて、自分の意志で行動することを始める。
言っても聞かない、しつけしようとしても無理なことが多い時期だもんね。
そんな時期をうっちゃんは「2歳児は思い通りにならないもの。2歳児は目をつぶってかけぬけろ」って
それに対して、
うっちゃんはお父ちゃんだからそれができるけどさ〜と突っ込むともちゃん(笑)

2歳という時期は色んな子のいる所に入れておけば勝手に吸収していく。

懇親会では質問タイム
Q.幼少期を森のようちえんみたいなとこで育てられなかった小学生のうちの子にしてあげられることは?
A.・普段の生活の中で出会う人は限られたコミュニティになってしまうので、休みの日とかに全く違う環境にいれて
色んな人に会わせてあげるとよい。

・生活に関わることを昔は家庭でさりげなく教えてたと思うけど今は。。。
大人が見せていれば、こどもがやりたいと気持ちが動く時に手伝ってもらったりするとよいよね。

・たくさんある事を親が見せる。でもその中からどれをチョイスするのかは子ども。
親的に選んで欲しくないものをチョイスすることもあるけど、結果ではなくそれに関わってる中でこどもの中で何がおこってるのかを見るとよい。

Q.大人が保育プログラムを立てすぎなんじゃないかと思うけどどう思うか
A.プログラム提供は良いけど、与えられたものすべてが必ずしもいいとは限らない。
間違ったものややりすぎたものを提供者が認めればよい。しっくりこなかったら変えればよい。
提供したもの自体ではなく、提供してこども自身に何が巻き起こされているかをよく見る。
→「何」の意味を掘り下げ、育ちにつながるよう保育者は考える

(園児母 Cちゃん)















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