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2019年06月18日 07:18

「保存版」ワクワクの種まきをいっぱいやるんだよ!豊田市浄水中学校元校長 片桐常夫先生 語録

「保存版」ワクワクの種まきをいっぱいやるんだよ!豊田市浄水中学校元校長 片桐常夫先生 語録

2019.6.8 浄水中学校 地域支援室にて、PTCA発案者片桐先生とお会いできました。


学校予算をPTAに頼らない!ある校長の信念
学校が先に動けば、保護者だって動く
2017年10月05日 東洋経済オンライン記事
https://toyokeizai.net/articles/amp/190509?display=b&_event=read-body

、、、
次から次へと話が展開していき、あっという間の2時間半。

知らず知らずのうちに、私たちが
学校の自由度を狭めてしまっていたことに
気がつきました。

片桐先生にも、どんどんアップしてください!と。応援いただいたので、いつでも読み返すことができるように、掲載します。


・・・・・

【みんながワクワクして生きていこう】
片桐常夫先生

・《変わるのは自分たち》
学校は校長の判断でどんな風にもできる。教員は地域や親からのクレームを心配して、自由度を狭めてしまいがち。
お母さんたちが応援団になって、自分の学校や、校長を守れば、なんだってできる!

・《ラッキーのかたまり》
僕がPTCAを創れたのは、ラッキーの塊だった。それまでに繋がっていて何でも話せる間柄の教員仲間がいたし、役員も保護者も、なんかよくわからんけどいいんじゃない?って思ってくれる人に囲まれていた。

・《必要なのは 余裕、ゆとり。お互いにね》
先生たちも、区長さんたちも、余裕がない時はイラ立つし、許可できない。
こどもがケガしても「すみませーん、これくらい大丈夫ですー」って保護者が言えるような、学校との距離感、信頼関係を作ろうとせにゃいかん。



【校舎,校庭の使用】
・《保護者で考えて使ってください》
学校で責任を負わないといけないと思うから、活用範囲が狭まっちゃう。自転車の練習だって、ボール遊びだって、どんどんグランドを使えばいいんだよ!
夏休みもほぼ毎日誰かが当直してるんだから使っていい。ラジオ体操だって学校でできる。

・《誰でも無料》
放課後に、小学校グランドとかけっこして遊んでる。小学校長してた頃からみんな楽しみにしててくれて、学童の子も来るし、一回帰宅してから来る子もいる。校区外から来てる子もいて、誰でも無料。
こどもを大人の事情で、線引きしちゃいかん。
そもそも誰かの責任にする人は、こういうところへ来ないし、来ちゃいかんのだって!

・《少しでも、少しだけでも、前に進む》
空いた部屋に地域の人がいつも出入りするようになったら、「伝承遊びの会」とか「赤ちゃん抱っこ体験」なんてもんは、やらんでもよくなるよね。
だって、いつも学校内に、そういう人がいるんだから「ねぇ、なにしてんのー?」ってなるじゃん。まぁこの時代だから難しいよ。でもちょっとずつ進む。少しでもね!

・《地域の人がつながっていないのが問題》
学校に保護者しか入れないのは、地域にどんな人がいるのかが分からないからだろ?顔がつながっていないから、見慣れない顔かどうかもわからん。そっちのほうがどれだけ深刻な問題なのか、少し考えたらすぐわかる。


・《やらされ感からの脱却》
やらされ感が不満を生み出す。学校のことを知らなさすぎるから不満がでる。顔がつながっていたら、あーあの校長ならやりかねんわ(笑)。って許してもらえる。学校も「すみませーん!」「失敗しましたー」でいい。日本人の気質なのかなぁ。変に、自分たちで深刻にしてっちゃうからねぇ。



【地域の巻き込み方】
・《ありがとうの連鎖》《ありがたみの先行投資》
スクールガードをお願いする時は、菓子折りを持って老人会へ挨拶に行ったよ。『地域の子供たちの登下校に付き添ってくれたら保護者の方が安心することはもちろん、我々教員にとってもありがたいです』って。そしたら定年して寂しい気持ちのおじいちゃんたちは、喜んで引き受けてくれたぞ。


・《守っているうちは責められる!》
クレームが来たら、僕が話を聞いて、『すみません』って、僕で終わらせて、それ以上に広げない。
一生懸命やっていても不満に思う人は絶対いるから。それはその人の自由。


・《役に立つことが 人の喜び》
地元の人や、地域で活動をしている年配の方たちが、学校へ行って『なんかPTAのお母さんたち面白いこと始めたそうじゃないか。オレたちもなんかやるぞー!』と学校へ言ってくれると、教員は安心する。 地域のおじちゃんたちは出番を待っているから、きっと喜んでやってくれる。



【運営をラクにするコツ】
・《新しいことをする時は、いっぱい種をまくよ》
立ち上げは、どわっと盛り上がるけど、そのあと沈んでいくから、コツコツと種を巻き続けてきた。PTA主催講演会などの行事は、他の団体と「共催」にすると、参加できる対象の範囲などの自由度が高くなるから、そうやったこともあった。

・《見ない 動かないのは その人の自由》
広報紙はいらん。HPを見りゃいいじゃん。「見れない人は紙に印刷しますので、いつでもどうぞ、言ってください」って伝えて、何人の人が言ってくると思う?そういうものだって。

・《本当に必要なことは学校がやればいい》
担任の先生の写真は、教頭が学校で作って全校配布してるよ。HPと地域支援室にも掲示してる。去年のをもとにして、写真の場所を入れ替えて、退任と新任の項目を追加して終わりだから、あっという間にできちゃう。必要なことは学校がやればいい。お母さんたちはワクワクを楽しまなくちゃ!


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