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2019年09月10日 16:35

『ニュージーランドの学校は、どんなふうに学んでいる?』

『ニュージーランドの学校は、どんなふうに学んでいる?』
8月末、みよし市カリヨンハウスで開催された
ニュージーランドの語学学校をされている日本人校長先生のお話会に参加してきました。

先生は30年ほど前、一番上のお子様が小学校六年生のころ、
日本の小学校に馴染めなかったのをきっかけに、
3人のお子さんを連れて日本からニュージーランドへ移住されたそうです。

『賭け でしたね』と、さらりと話されていたけれど、
きっと多くの困難を乗り越えてこられたんだろうなぁと想像できます。

ニュージーランドと日本の教育の違いを一言でいうと

『 ニュージーランドの教育は、いいところ得意なところを伸ばす教育』

『日本は、苦手なことを克服する事を目標とされる教育』

だとお話しされました。


幼稚園についてもお話ししてくださいました。 

『ニュージーランドの幼稚園は、集団で動くことはありません。
それぞれしたい遊びをとことん遊ぶから、自分はどんなことが好きなのかを
本人が自覚しているし、先生たちは、遊びを通して、その子の得意分野を発見してくれます』


『5歳の誕生日になると、それぞれに小学校へ入学します。
一人ずつばらばらに入学してくるので、そもそも始業式や、一斉教育という発想も基盤もない。
教師は、日々の学びの中から本人の個性を見極め、どの分野が適正なのか、常に観察しています』

『日本の教育はまんべんなく平均してできるように という方針。
できることのほうが伸びるはずなのに、内申点をあげるには、できないことに時間を費やさなければいけない。
だから日本の子供たちは(大人も)、自分の苦手なことはいっぱい挙げられるんです。でも得意なこと、好きなことは、なかなか言えない』

『日本の子たちがニュージーランドへ来たときには、
自分自身を知るために、何が得意か?好きか?が分からない子が多いから、
まず私たちと一緒に探すところから始めます』。


『得意を伸ばしていけば、苦手は付いてきますよ。
苦手なことは、得意な人にやって貰えばいいんです。
それで世の中はうまく回っていきますから』

。。。

というような内容をお話しされました。

確かにその通り。

社会のみんながそう思ってくれたら、
今、しんどそうにしている子どもたちはもちろん、

子育て中の私たち大人や、
日本の社会に生きづらさを抱えている人たちも、

どんなにラクになるだろうと思いました。

当然日本にも魅力はたくさんあります。
日本のことは大好きですが、海外の教育方法からも

いいところを取り入れて
柔軟に、しなやかに、生きていけたらいいなと思いました。

主催してくださったHさん、
とっても興味深い講座をみよし市で開催してくださってありがとうございました。



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