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2014年12月03日 11:33

とっさの時の対応を学ぶ 「救急講習」

昨日、自主保育仲間と合同で救急講習を受けてきました。
年に2回、全員受講していますが、毎回、たくさんの質問が飛び交います。

救急隊の方は、いつも
『我が子を助けられるのはお母さんしかいない』

『一人で不安だったら、119に電話してくれたら、電話越しに指示をしますので、救急隊到着まで、お母さんが命を繋いでください』

と、お話してくださいます。

『自主保育では、みんなが自分の子供、みんながお母さん』です。

発見した人が、お母さんを呼びに行っていては遅いです。
我が子と同じように、その場ですぐ、誰にでも命を繋いであげられるように、復習したいです。

私は 今まで5~6回ほど受けていますが、ほぼ毎回、講座をしてくださる救急隊員が違う人なので、
毎回焦点を当てる場所が違っていて、新鮮で、とてもためになります。

私たちは消防署へ出向きましたが、10人以上集まれば、どこでも来てくださるそうですので、みなさんも
受講してみてくださいね。

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『心臓マッサージ』
今年から、さらにハードな内容に改定されていました。テンポも速く、押す力も強く。
・基本は「心マ30回に、人工呼吸2回」だけど、『人工呼吸は可能だったらやればいい』。大事なのは心臓を動かすこと。とにかく、救急隊が到着するまでの10分程度、心臓を外からの力で動かし続ける。
・人をたくさん呼んで。心臓マッサージを交代して、力を弱めず確実に心臓を動かす。あばら骨は折れてもいい。
・AEDは、人手が足りていれば取りに行ってもらう。赤ちゃんでもAED使用できる。〈AEDの小児用パッドは7歳まで。それ以降は成人用〉 
★各自、活動場所の近くのAED設置場所を確認しておこう。

・心臓マッサージが必要かどうかわからなかったら、やってみる。意識がないだけだったり、
嘔吐したりできたら、心臓マッサージをすると痛がるので、必要ないとわかる。心臓が動いていたら安静。

・回数は最低1分間に100回以上、(速いです)5センチ以上の深さまで押す。

・出血していたら、その場所を手で圧迫して、血が流れ出ないようにしながら、心臓マッサージ。
一人だったら、片手で出血を止めながら、片手で心マ。

『やけど』
・服の上から水をかける。
★絶対にみずぶくれをつぶさないこと。(みずぶくれの中の体液が感染から守ってくれている)
・決して服を脱がせないこと。(みずぶくれを破らないため)

★鼻の中、口の中を見て、すすがついていたり、鼻毛が焦げていたら、気道熱傷の恐れがあるので、
すぐに病院へ。30分ほどは何の症状も出ないから安心してしまうが、呼吸器官が腫れてきたら、数分で気管が閉塞して窒息死するおそれがあるので、病院でチューブを入れてすぐ気道を確保しなければ助からない。

『熱中症』
★活動前に、水を飲んでおく。
・定期的に、水分補給タイムを入れる。
・気持ち悪くなってしまったら、風通しのいい木陰で、衣服を緩めて安静に。足を高くして寝かせる。
★飲めなかったら、無理に飲ませない。誤嚥をして逆に危険なので、皮膚に水をかけてうちわで亜覆いで冷やす。
・飲ませるものは、水より電解水(または水に一つまみの塩)がいい。

『溺れ』
・お風呂などで溺れて浮いていたら、まず助からない。
・心臓マッサージも効果ない事が多い。
・水のあるところでは、目を離さないこと、お風呂に、絶対に子供だけで放置しない。

『窒息』
・小さい子は背中をトントンたたく、幼児は後ろから抱っこしてみぞおちを押す。
・心臓が動いていなければ、異物は取り除かなくても心臓マッサージだけでいい。意識が回復すれば、咳と一緒に自分で吐きだす。
・口の中のものを取り出せそうだったらかき出してあげる。


『出血』
★枝、刃物など、刺さったものは、抜かないで、それごと固定して病院へ。
★出血している部分を、直接、ビニル手袋などをした手で血がとまるまで圧迫すること。
・自分が感染しないように素手でしない。ティッシュも繊維が残るので使わない。

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私たちの講習は、子連れという事で、通常3時間の所を、1時間で終わってもらってるので、
抜けている部分も多いです。人間は、どんどん忘れてしまうし、とっさのときに動けるように、
何度も何度も受けていきたいです。
  
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Posted by 森のようちえん「てんとうむし」 │コメント(0)