お問合せはtentoumushi344@gmail.comまで

2018年12月21日 00:07

119番 救急隊へ引き継ぐ 

カテゴリ:活動日記


12月の活動最終日
この日は風の強い日でした。


月に一度のお弁当給食の日でもあり、
お弁当配達担当だった私は、お昼前に子どもたちのところへ到着。

『お弁当だよー』

と言うのとほぼ同時に、後ろでドサッと鈍い音がした。

現場を見ていたスタッフEちゃんが、アッ!と小さく叫んでおじいちゃんに駆け寄る。
『大丈夫ですか?』

振り返ると、池の土手から階段を降りてきたおじいちゃんが
階段中腹で足がもつれて転げ落ちてしまい、手や頭の擦り傷から出血していた。

意識はあり、会話もできる。
幸いにも大事には至っていない様子だった。

ご本人は『車で来ているから、家へ帰る』とお話されるので、
お名前を聞き、住まいを聞き、かかりつけの病院を聞き、肩を貸そうと試みたが、
立ち上がれず動けない。

お聞きしてみると、ご家族はいないとのこと。

結局、スタッフと相談して、119番通報して救急隊へ引きついだ。

『おじいちゃん、身体に麻痺はありますか?』

『痛いけど、我慢してくださいね』

救急隊3人でおじいちゃんを担架へ乗せて、速やかに救急車へ。


わかりやすく端的に、必要な情報を聞き出す


普段からリスクマネジメントや救急講習については、定期的に受講しているけれど、
実際の救急隊の動き、立ち位置などを目の当たりにして あらためて学ぶことができました。


事故があった場合はどうしても怪我をしている人に集中しやすいけれど、

クライシスマネジメント(事故対応)の大原則は、
まず自分の安全→ 周囲の安全→ 怪我のケア。

園児たちの安全対応もしっかりと。


昨年も、寒い時期に駐車場の車内にいたおばあちゃんが亡くなってしまう現場に遭遇した私たち。
人が少ない場所で、寒い冬でも外遊びしていると、目撃者になる可能性も高いことをあらためて感じました。



  
  • LINEで送る


Posted by 森のようちえん「てんとうむし」 │コメント(0)