創造性のきらめき 

森のようちえん「てんとうむし」

2017年06月11日 16:04



年少 Sくん
粘土を丸めて、草むらへ。

「できた!」
と、見せにきてくれた。

「わぁ、かわいい。飾っておこうか!」 
と言うと、ニコっと笑った。

。。。。
創造性のきらめき は、
本来、誰もが持っている。

けれど、その後、心の成長とともに減ってしまう。

順位をつけられることで、高い完成度を求めるようになり、
努力するだけ無駄。どうせうまくできないからやらない。と考えるようになる子もいる。

自然の中から生まれる作品は、いいも悪いもない。
誰とも比べられないし、優劣つけられない。

どれも素敵!
どれも最高!

そこがいいところ。

。。。
こどもたちのクリエイティブな世界に、大人の事情を挟まないことも大切だと思う。

この粘土だって、本当は陶芸をしようと思って,遠方から購入してきたもの。
いろいろ混ぜたら、きっともう陶芸用には使えない。

でも、楽しい遊びを発見できたなら、そのほうがずっといい!

もし、Sくんが、「できた!」 と見せてくれたときに、
「この粘土は陶芸用に買ってきたんだから、雑草なんて混ぜたらダメよ!」

と言ってしまったら、彼のきらめきは、一瞬でシュン、、としぼんでしまう。

本来の目的と違っていても、
こんなに素敵な作品が生まれるなら、どんどん使ったらいい。
ここは、そういう場所。

時と場合とタイミング。

保育をする人は,常に判断を問われる。


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