ぼーっとしているように見える子の 頭の中を考えるのが面白い。

森のようちえん「てんとうむし」

2017年11月08日 07:30


 ~母会議は秋空の下で~


子ども時代から、アクティブな子だった。

とにかく何でもやってみたかったし、それが自分の取り柄だと思っていた。


『すぐに行動をおこすことだけが長所ではない』

と知ったのは、随分大きくなってから。



みんなの意見をじっくり聞き、

考えに考えてから、

ボソッといいことを言う

思慮深い人とたくさん出会って、

その丁寧な暮らしと 穏やかな人柄に感動した。



その人と会うと、

あったかい縁側で 

お昼寝をしているような幸せな気持ちになれた。




子育てをしていると、ついつい

『一番にできたね! 上手にできたね!』

と、目に見える結果を褒めたくなるけれど、

大事なのは結果じゃなくて、そこまでの過程。



過程は目に見えないから、

心配になるときもあるけれど



いつかできる!と信じて、

その時を心待ちにしながら

『今』 を楽しもう。



何をするでもなく、ぼーっと立ちすくみ、周りの子を観察して、

じっくりインプットしている子に出会うと、

自分に欠けていた部分を補ってくれている気がして、嬉しくなる。




見えない部分にこそ、その子の命の輝きがある。



関連記事