ぼーっとしているように見える子の 頭の中を考えるのが面白い。
~母会議は秋空の下で~
子ども時代から、アクティブな子だった。
とにかく何でもやってみたかったし、それが自分の取り柄だと思っていた。
『すぐに行動をおこすことだけが長所ではない』
と知ったのは、随分大きくなってから。
みんなの意見をじっくり聞き、
考えに考えてから、
ボソッといいことを言う
思慮深い人とたくさん出会って、
その丁寧な暮らしと 穏やかな人柄に感動した。
その人と会うと、
あったかい縁側で
お昼寝をしているような幸せな気持ちになれた。
子育てをしていると、ついつい
『一番にできたね! 上手にできたね!』
と、目に見える結果を褒めたくなるけれど、
大事なのは結果じゃなくて、そこまでの過程。
過程は目に見えないから、
心配になるときもあるけれど
いつかできる!と信じて、
その時を心待ちにしながら
『今』 を楽しもう。
何をするでもなく、ぼーっと立ちすくみ、周りの子を観察して、
じっくりインプットしている子に出会うと、
自分に欠けていた部分を補ってくれている気がして、嬉しくなる。
見えない部分にこそ、その子の命の輝きがある。
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