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2019年06月07日 17:06

てんとうむしスタッフYちゃんの『危険生物、危険植物講座』 ~ 感想・まとめ ~

先日、大好評だった スタッフYちゃんの危険生物、植物講座、第2回目の開催が決まりました。

次回は、一般の方にも講座を聞いていただけそうです。

夏の暑い期間を利用して、室内で講座をする予定にしていますので、
日程時間場所など、詳細が決まりましたら、また連絡します。

てんとうむしは、Yちゃんが安全管理マニュアルを校正し・不足分の資料を新規に作成してくれたおかげで、
『団体安全認証』を取得することができたので、これからは、どんどんアウトプットしてねー!とお願いしています。

先日、講座を受講してくれた 親子組さんたちの感想を読んで
ますます危険生物・植物講座の必要性を感じます。


『知らないことが一番怖い』 よね!




~前回の危険植物・生物講座 感想 ~  (親子組さんより)
・今まで気にもせず過ごしていたのが恐いくらいフィールドワークでは身近なところに危険生物がいて驚きました❗

・子どもにも危険をしっかり伝えながらも、びびり過ぎず生物と上手に共存して自然を楽しめたらと思います

・今日は身近に毒がある植物や虫がたくさん存在することを知って、とても驚きました。
これまで子供と自然の中で、なんてのほほんと過ごしていたのかと思うと、母親としてもう少し知識を持っておくべきだったなぁという反省もありました。
今日の講座のおかげで、これからもっと興味を持って、周りの生き物を観察したり本を見たりして知っていきたいな、という気持ちになれました。

・今日は分かりやすい資料を準備してくれて、お話の中でも実体験を共有させてくれて、本当にありがとうございました!とても勉強になりました。

・お話を聞いたり、実際にフィールドワークで見かけたりして、結構身近な公園に、毒などを持った生物がいることを知りました。
そして、怖くなったし、ちゃんと見分けられるのか、こどもや自分たちを守れるのか、不安にもなってしまいました。
でも、知らないことのほうが怖いことだし、まずはできる対策からしっかりやって、楽しく遊びたいと思います。
最初は、何でもかんでも怖いものに見えてしまいましたが(笑)
少しずつ覚えて、必要以上に恐れないことも大切だなぁと思いました!

・写真たっぷりでわかりやすい講座、とっても勉強になりました。ありがとうございました!
特に植物は見覚えのある身近なものに実は毒があったということを知り驚きがたくさんでした。
マダニに噛まれた体験やカエンタケは近くの森で確認されてるよ、というお母さんたちの実体験の声も聞けて、身近な話なんだと実感しました。

・帰宅後すぐにお風呂に入って、体にマダニがくっついていないかチェックした方がいいよとのことだったので、これからは汗もかくし、お風呂に直行を習慣にしていけたらいいなと思います。

・フィールドワークでは、いつも通ってる道の横に、チャドクガもいるし、ウルシもあって、知らないって怖いなと思いました。
安全に楽しく遊ぶためにもちゃんと勉強して知識を身に付けていきたいと思います。

・名前やどんな毒を持ってる虫か分からなくても、私達が普段からやれる対策を書きます。
☆マダニは、一見ホクロに見える!
(☆普段ない所にホクロ発見の際には手足が生えてないか確認を!)

☆ウィルスを持ったマダニが怖いわけで、ウィルスを持っていないマダニもいるから、必要以上に恐れなくてもよい。
ただし、免疫、抵抗力の低い幼児やお年寄りは危険な物でもあるので、マダニだと分かったら、必ず病院を受診する。

☆マダニは、無理に取ろうとしないこと!

☆子供達だけでなく、大人も極力、くるぶし以上の長めの靴下をはく!(少しでも肌がみえていると、そこを蜂などに狙われやすい)

☆首もとが開い服を着て公園や活動などに行く際には、ストールなどで首もとを隠すとよい。(上から毛虫などが落ちてくることもある)

☆蚊対策にも、肌と服の密着面を減らす為、ふわっとした服(もんぺにスモック)など、手首足首はきゅっとして侵入を防ぎ、
なおかつ、虫が刺しても、肌に届かない様な格好がベスト
(レギンスとかは、ピッタリ密着してるから、服の上から蚊にも刺されやすい。)

☆赤いキノコは、絶対に触らない!(猛毒カエンタケ)

☆ニラと水仙よく似てるけど、水仙は匂いがないので、ニラ臭がなければ食べちゃダメ!
  
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2019年06月02日 19:43

 【危険生物 危険植物講座】を合同開催しました!

NPO法人 森のようちえん全国ネットワーク連盟より 『団体安全認証』をいただいたので
早速、新しい仲間にもアウトプット。

【親子組と園児母 合同危険生物講座】を開催しました。



ウォーミングアップに、全員でフルーツバスケット形式の自己紹介。

『豊田市に住んでいる人!』
ドドドッ!

『柄物の服を着ている人!』
ドドドッ!

結構燃えるー(笑)


そして場が和んだところで スタッフYちゃんが作ってくれたパワポ資料を見ながら講座スタート。



浮かんだ疑問は質問してすぐ解決。

園児母たちは、過去の事例を親子組さんに伝えることで
あらためて自分の知識を更新することができるね!

もし見かけたら?刺されたら?噛まれたら?かぶれたら?
一緒に、対処法も学びます。


約1時間ほど、危険な植物と生物を一通り学んだら、
今度は外へ出て 実際にフィールドで危険生物と植物を探します。



うるし、
つたうるし
チャドクガ、、、
などなど

さっき学んだばかりのものを次々と発見!


のんびり過ごしていたフィールドに、危険がいっぱい潜んでいると知って、
ドキッとした顔をしている親子組のお母さんたち。


知らないことが一番恐ろしいから、少しずつ、知っていこうね。



早速知らずに未熟なビワを食べてる子にドッキリ。



キョウチクトウ も、気をつけようね!







  
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2019年04月17日 14:23

初めての 救急講習 〜親子組〜


親子組さん

明日からの活動スタートを前に、
みんなで救急講習を受けてきました。


母になって初めて受講する人がほとんどなので、
成人の対応にプラスして、小児、乳児の心肺蘇生法と、窒息した時の対応なども学びました。

子どもの事故で1番多いのが「窒息」。
知っていると安心です。

先日、てんとうむしスタッフと園児母たちが受講した『上級救命8時間講習』を担当してくださった救急隊の方が、「全員合格しましたか?」と、声をかけてくださり。

おかげさまで、
筆記試験も、実技試験も、受かりましたよー。
と、しばしおしゃべり。


終わったあとは、消防車見学。
いつ見ても大きい!

そして、運転にはかなり技術が必要そう。

尾三消防署の皆さま、いつも快く受け入れてくださって、ありがとうございます。





  
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2019年03月29日 00:01

上級救命講習 8時間 修了証



2019.3.17

日曜日に子どもたちを家族にお願いして、
朝9時から夕方5時半まで。

てんとうむしの仲間8人と 市内のプレーパーク世話人仲間4人 合計12人で 消防本部へ出かけて
「上級救命 8時間講習」を受講してきました!


1人ずつ実技試験を受け、
最終の筆記試験にも全員合格

次々と指導員が変わり、学んで実習、学んで実践の繰り返しはハードだったけれど
みんなで励ましあいながら、頑張ったよー。

今なら 苦手な三角巾も 本結びできる!

心肺蘇生、患者さんの搬送、止血、窒息の処置などなど、、いざという時の対応を仲間たちみんなが知っていると心強いね!

心配蘇生法は、シチュエーションを変えて何十回も
繰り返し。

その他にも、止血法や、窒息した時の
ハイムリック法などなど。


怪我した人を、実際に搬送したり。


竹と毛布で担架を作って、
患者役と、搬送役をしたり。


新聞紙で添え木をしたり。

盛りだくさんな1日でした。


実際に対面した時には、
勇気を持って対応できるように。

これからも繰り返し学んで、
常に最新の知識を上書きしていきます。






  
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2019年01月12日 00:02

震えながらの 安全講習 

今年も、就学前に 『交通安全講習』を受けに行きました。



てんとうむしの活動では一度もやったことないのに、
二人ずつ並んで歩いて、室内の講習もしっかり受ける様子がとっても新鮮でかわいい。



道路の渡り方。歩道の歩き方から、

自転車で走行する場所は歩道のどこ?
踏切ではどうする?

引率した大人たちも、あらためて再確認することができました。

。。。

この日は凍えそうな寒さ。
講習中 年長Fちゃんがずっと震えていた。

でも何度声をかけても 絶対に上着を着ない!
どうやら、お母さんが選んだ上着が気に入らないらしい。。

あの手この手で声をかけても無理でした。
寒くても気に入らないものは着ないおしゃれ女子の根性(?)に、当番は降参デス。。


おうちに帰ったらお風呂に入って温まってねー♪
  
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2018年08月18日 00:02

熱中症予防 対策トーク まとめ



熱射病で1人の大切な命が失われてしまった日、
私たちは、あの公園のすぐ近くの室内で、
1学期終了後のスタッフ会議をしていた。

ここのところの異常な暑さ。
野外活動が柱の 私たち。
心配になった母たちのやりとりは数十通に及んだ。


私たちは、いつでも活動場所を変えられる自由を持っているし、決して闇雲に活動したりしない。


いつもフットワークを軽くすることを心掛けて、

救急対応は、常に最新の知識に上書きして、

判断に迷った時にすぐ相談できるように、
その道のプロフェッショナルとつながっている。


もしも、もしも、、と考えたら不安な気持ちに押しつぶされそうになるから、冷静に、現実に目を向けていこう。


ここにお母さんたちの 生きた情報のやりとりを整頓しておいて、必要な時に取り出せるように、まとめておきます。


〜母たちの知恵袋~

『冷やす程度では深部体温の冷却が間に合わないから、水風呂に入るほうがいい
って、救急隊も話してたよ』

『野外の場合はどうする?水風呂ないよね』

『一刻を争うから、近くの民家でも施設でも飛び込んで氷水をもらう?』

『凍らせたペットボトルを持って、溶けてたら浴びせてもいいよね』

『まず日影に移動させるか、屋根を作って日影を作る』

『意識があれば水分を飲ませる!意識がなければ水分は無理やり飲ませない。だったよね』

『飲み水を全身かけて、何かであおぐ』

『こどもの「気分が悪い」を聞き逃してはいけないね』


~でも、対策の前に、予防だよね~

『予防が大事って、この間の救急教習で言ってたよ』

『本人の朝食や水分の取りかた、睡眠状態はどうだったろうか。お休みの日は夜更かししていたり』

『普段ずっとエアコンの中にいて、急に外遊びはキビシイよね』

『野外保育の子は、春から徐々に暑さに慣らしてて、適応力が備わっているから! そこまで慎重になりすぎなくてもいい』

『首に濡れタオルもいいと思うんだけど、小さい子は難しいよね』

『何も言わなくても、水道で帽子を濡らしてる』

『熱中症気味のときは日陰で帽子を脱がせて、頭からの汗を放出させてあげるのも大事』

『あ、帽子脱がせるってあまり頭にない』

『うんうん、ぼうしを取るとスッとする。子どもって、すごく汗かくし』

『瞬間アイスノン、当番バックに入ってるよね』

『濡らして絞って振る、繰り返し使える冷感タオルあるよ。手ぬぐいでも、タオルでもいいと思う。みんなリュックにも、タオル入れてるよね』

『濡れて着替えるとか、寒い暑いにもタオルは活用できるから、毎回着替えセットに、一本タオル入れてる』

『当番バックに入ってても、さっと出せないこともある。
リュックなら子どもたちでも出せるから、元気な子が貸してあげる❗って持ってきてくれるよ』


~親子組への対応はどうする?~

『川に入ってると唇が紫になるくらい冷えてくるけど、水に入ってない子がいたら体温あがっちゃうかも?』

『水の温度も関係しそう。日なただとお湯になっちゃってるから、あんまり冷えないよね』

『普段冷房の中に慣れてる子は、体感温度も適応力も違うと思うから、お母さんたちに伝えたいね』


~ 現場を知る スタッフ間のやりとり ~


『濡れた帽子はかぶらない子が多いから水遊びしたあと帽子なしの子が多くなる』

『Aくんや、Fちゃんなど、遊びのリーダーになってる子が「お茶タイムしてきて」って声かけると、みんなで飲みに行くよ』

『こどもたち、バケツに足を入れて、足湯ならぬ、足水してるよねー』

『タライに凍らした2リットルペットボトルを入れておけば、しばらく冷たいかな』


。。。。。。。。。。


暑い→熱中症心配→部屋の中にいる→さらに適応できなくなる。

という循環にならないために、

地道に 無理なく 冷静に

予防を重ねていきたい。
  
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2018年08月06日 00:02

高熱を下げるために大事なことは、、


夏の発熱、しんどいし、長引くし、お母さんはとても心配です。

アイスノンをしたり、解熱剤を服用したり、発熱している本人への対応に一生懸命。

でも、意外と盲点なのが お部屋の『湿度』


高熱を下げるためには、

『汗をかきやすい室温にして、 室内の湿度を保つ』
ことが大事。


熱中症になる大きな原因の一つが

「汗がかけなくて、体内に熱がこもってしまうこと」

汗をかけていれば、
体は汗でクールダウンできます。

汗をかくためには、汗腺がたくさんあるといいけれど、小さな子どもたちの汗腺は未成熟。

※汗腺は、3歳までに完成すると言われています。


エアコンを使ってお部屋の湿度を下げたら、ずっと続いていた高熱がスッと引いた。

そんな場面を これまで何度もみてきました。


病院へ行って適切な診断を受けることももちろん大事だけれど、


まずは、自分の生活環境を冷静にチェックしてみること、
子どもの自然治癒力を信じることも、

大切。







  
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2018年07月18日 00:02

チャドクガ 毒針毛 対応まとめ


〜7月5日木曜 次男7歳〜

親子で、やられました。。

やっと痒みが治まってきたので
忘れないうちに覚え書き。

、、、、、

異変に気がついたのは7月3日火曜の夕方のこと。

帰宅して着替えようとズボンを脱いだら
膝裏を中心に、じんましんのようなものがあり、触るとチリチリした強い痒みを感じました。

見たくないけど、恐る恐る見ると、
苦手なぶつぶつの集合が、びっしりと、、。

内側から出てきたものではなく、確実に
何かの外因によるもののようでした。

何に食われたんだろう?

ノミ?ダ二?


その晩は猛烈に痒くて眠れず、
1時間おきに起きて、保冷剤を取り替え、

髪の毛が逆立ってきそうな痒さに耐えながら、
とにかく冷やして朝を迎えました。

翌日、皮膚科へ行くと、瞬時に

「チャドクガ ですね」

「今の時期多いんですよ。毛虫の毛が風で飛んで洗濯物につくので防ぎようがない。」

と、薬を処方されて帰宅しました。

触ってもいないチャドクガの痒みが、
こんなに強いとは 、、。


毛虫の対応に関しては、救急対応で、一通り学んでいるので、

すぐに思いつく限りの衣類を寝具をガムテープペタペタして、さらに乾燥機で高温乾燥させました。


その日の夕方、
下校してきた子どもの肌にも同じようなポツポツの広がりを発見。

あ、、次男もチャドクガ !
と思って全身を観察していると、
みるみるうちに、下半身から肩周り、そして
全身へ広がっていきました。

その翌日、薬の効果で赤みが少し収まってきた私とは対照的に、

痒みを我慢できない子どもは、
全身のあちこちにブツブツが広がって痒がります。

顔にも耳にも!
その後数日間は、まるで水ぼうそうのような顔でした。


あれから2週間。

親子2人で
「まだ、時々かゆいよね。。」
と、いたわり合いながら、過ごしています。

我慢できずに搔き壊した場所のかさぶたも、痒い。

もうしばらくの辛抱かな、、、。

どうしてか、主人とお兄ちゃんには全く症状が出なかったのが救いです。


〜チャドクガ 対処まとめ〜

・毛虫の毒針毛がついていそうな場所には、肌も、衣類も、丁寧にガムテープ。

・毛虫の毒針毛は、50度以上で破壊するため、乾燥機にかけたり、スチームアイロンをかける。

・痒いけど我慢。温まるとかゆくなるので冷やす。



以前、イラガにもやられたことがありますが、
この手の痒みは、もう本当に勘弁してほしい。。

今回は、虫を触ったわけではないけれど、
今後、虫や毒毛が足元から入らないように、

モンペなど足口にゴムの入った衣服を着て
森へ入ろうと誓いました。





  
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2018年06月21日 00:03

「野外救急法 」 勉強会



先週、岐阜県森林アカデミーで開催された野外救急法の講座振り返り。



血のりを付けて倒れている 患者役のAちゃん。
子どもたちが心配して集まります。


森のようちえんメンバーと、プレパメンバー合同で実践講習会ができたことは、交流の意味合いでも、とても良い機会になりました。

感染防止の手袋も、
血のりをつけて訓練すると、現実味を帯びてくる。

私たちは、毎年2回、消防署で繰り返し受講している救急講習は、救急車が数分で来れる場所であることが大前提になっていて、救急隊が到着するまでをつなぐ知識。これは毎日を過ごすための知識として、すごく大事なこと。

救急講習の覚え書きはこちら↓
http://sorashido.boo-log.com/c12902.html


今回、スタッフが受講してきてくれた野外救急法は、
例えば森林の中など、救急隊が短時間で到着できない場所で事故に遭遇した場合に、自分がまずどこをどのようにチェックして、
どんなふうに判断して、どうやって対応すればいいかの実践。

最初の判断は1分以内に!

怪我人の命をつなぐのと同時に、
自分の命も守れる人になるためには、
冷静に、視野を広く持った柔軟な対応が求められます。

岐阜県の関係者の皆様、
素晴らしい企画を実現してくださりありがとうございました。

受講の機会があれば是非また受講したいね。とみんなで話しました。

HPはこちら↓
http://www.wildmed.jp/index.html  
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2018年05月30日 10:05

【要保存】 2018年救急講習 おぼえがき 


てんとうむしでは、救急講習会を定期受講して
常に最新の知識を取り入れるようにしています。

すでに受講したことのあるお母さんも、何度も何度も受講して、
一人ずつ実際に心肺蘇生をやってみて、AEDの機械も使ってみる。
そして、消火器を使って、消火活動もしておくと、いざというときに躊躇せずに済む。

毎回、救急隊員の方に直接質問をして、実際に現場で起きた事故の話などをゆっくりじっくりお聞きできる機会は、
とっても貴重な時間です。

。。。。
今年度第一回目の講習会感想と報告がまとまりました。

お母さんたちの感想とお礼は、講習をしてくださった救急隊の皆様へお渡しして、
ブログには、お母さんたちから集まった覚書をアップしておきます。



一緒に活動する仲間と聞けて、よかった。
とっさの時って、頭が真っ白になるから、みんなで支え合って補いあって、
命をすくうために行動できるお母さんになりたいね。

。。。。。。。。。。。。。。。。
~救急講習 覚書一覧~

【心肺蘇生法】

呼びかけ後、反応確認。
とにかくたくさんの人を集め、119番連絡、AED確保の指示する。

人がいなければ119番→心肺蘇生

6秒以内に呼吸をしているか確認し呼吸していなかったり、判断に迷う時は、胸骨圧迫を開始する。
・30回連続行う。
・胸骨圧迫深さ大人5㎝、
    小児大人の3分の1
・テンポ1分間100~120回

胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の割合で行うがうまく出来ない場合は胸骨圧迫のみ行う。

・人工呼吸が出来なくても胸骨圧迫により、空気が多少気道を通る。

•胸骨圧迫の方法→肘を伸ばして真上から体重を乗せる感じで。しっかり押して、胸がしっかり戻るようにする。浅い圧迫は意味がないので、回数よりも質を大切にする。疲れてくるため人出がいたら交代して質の高い胸骨圧迫が続けられるように。

•心臓が止まって3分経過すると脳細胞の死滅が始まり後遺症が残るため、できるかできないかを迷う前にまずは行動に移すことが大切

•子供は胸部が身体の3分の1が凹むようにする。やり方は凹むようにできればなんでもおっけー!(指で押す、片手で押す、両手で押す)
※子供に胸部圧迫をした場合は必ず病院に行ってそのことを伝える。

•小児の人工呼吸は難しい(舌が大きいために気道閉塞しやすく、うまく気道確保ができないと人工呼吸してもうまく入っていかない。また鼻と口の間が狭いため、口と鼻を同時に塞いで、多すぎない適量の息を入れなくてはいけない。)ため、人工呼吸ができなかったらとりあえず心臓マッサージ。

迷ったら119番すれば、アドバイスをしてくれるためそれにしたがう
•胸部圧迫をすると胸部と肋骨が外れたり、内臓に突き刺さるなどのこともあるが、それよりも胸部圧迫
・周りに人がいれば「119番通報お願いします。」「AED持って来てください」「すぐに戻って来てください」を伝える。

・誤飲などののつまりがある時は先に詰まりをとることを全力で行い、意識がなくなったら胸部圧迫へととりかかる。
・誤飲等の詰まりは掃除機で吸わない
・交通事故等でも意識無いときは胸部圧迫を行う。※動かすときには、首にある神経を傷つけない配慮が大切。
救急隊が到着するまで胸部圧迫は続ける
・胸部圧迫時、布団の上などは避ける。しっかり押せなくて効果が弱くなる。
・胴体側を少し高くして、頭側を少し低くすることで気道が確保されやすい。


【窒息】
•異物が見える場合は掻き出す。その際は噛まれないように注意
•意識がなくなったら心マをする。心マで取れることもある
•異物が気道を塞いで人工呼吸が有効にできない場合は、無理して人工呼吸を行わなくて良い
•飲み込んでしまったら頭部を下にして背部を叩いて吐かせる。咳をさせる
・ハイムリック方は、乳児や意識がない子供にたいして行うと内臓損傷や気道圧迫の恐れがあるのでやらない。

【AED】
•小児に大人用のAEDを使ってもよい。小児用に切り替える電源がある場合もある
•パッドは心臓(その人の握り拳サイズ、左側にあるというより左側に傾いていると考えた方が良い)を挟み込むようにして貼れればよい
•身体が濡れている場合パッドを貼る部分さえふけていればよい
•必ずしもショックが行われるわけではない。ショックが行われないということは、それほど危険な状態であるという意味かもしれない→
それでも引き続き胸部圧迫は続ける。
AEDの機器が作動しない時でも、救急隊が到着するまで胸部圧迫を続けることが大切。
・AEDは装置作業しながらも胸部圧迫を並行しておこなう。
・AEDの小児用は中学生頃まで高校生以上は成人用を使う

【消化器】
5-10年くらいで交換する。交換時に無料で引き取ってくれるところもある
10型の一般的によく見るタイプがオススメ
•押すと粉が噴射されるが、15秒ほどしかされないため、的確に目標に向かって噴射するように。
•メーターが付いていないものは古いタイプのため、錆びていたりすると使用できない可能性もある。粉が固まっていないかなどを定期的に確認する
•粉が噴射されたら、粉を出し切るまで使う
•天ぷら油から火が出た場合は直接鍋に向かって噴射すると、鍋から油が散って危険なので、壁などに噴射して粉が火の元へ降りかかるような形にする。
・古い消火器で、錆びてるものを使用すると、レバーを握り圧が一気にかかった時に錆びてる劣化した部分が
飛び、人に当たり大事故になったことがある。使用期限を守ることが大切。

【その他】
・火事は年間約4万件おきている。
・IHクッキングヒーターでも取り扱いを間違えると火事につながる。エプロンをIHの上に置いて発火した事例もある。
•子供は窒息による死亡事故が最も多い。
•溺水での死亡事故の場所は川が6割、海が3割(成人では逆)
助けに行った人がなくなるケースもあるため、慌てて飛び込まない。飛び込まずに助け出せる方法を考えること
•交通事故ではヘルメットをつける、自転車の補助席からの落下に気をつける
・ガラスが刺さった時は刺さった場所によっては抜かない方がよいときがある。多量出欠のおそれあり。

  
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